番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るために番組審議会を置き、番組等に関して委員のご意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は30日(日)あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和7年11月13日開催)

BBTドキュメンタリーズ「踊る運命」

令和7年9月27日(土)午後4時55分~5時25分


スイスの名門バレエ団「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」で脚光を浴びる富山出身の武岡昂之介さん23歳。プロになって4年、武岡さんの繊細な表現力は海外でも高く評価され、歴史的な作品「火の鳥」でも主役を飾っています。母・友美さんのバレエ教室で3歳からバレエを始め、母と子、先生と生徒として向き合い、時にはぶつかりながら、2人3脚でつかみとったプロへの道。今回、武岡さんは「恩返しに」と、母の教室の創立20周年記念公演で、特別な演目を披露しました。バレエ団公式の公演だけしか踊ることが許されていない、名高いベジャール作品。富山での初披露に密着しました。


出席委員(敬称略)

委員長

:松田英昭

副委員長

:加古佳子

委員

:石﨑大善・山本善裕・藤井公嗣

リモート出席

:岡本有紀子・河上めぐみ・髙野吉寿・塚本明


BBT出席者

細川代表取締役社長・滝澤代表取締役副社長・砂原報道制作局長・吉村報道制作部長・江里ディレクター・伊藤編成部副部長・蟹谷編成局長兼番組審議会事務局長


感想

  • 世界で活躍する富山出身の武岡さんのことを詳しく知れて、誇らしくそして応援したいと思った。
  • バレエ=クラシックのイメージがあったので、同じバレエでもいろいろな世界があるのだと勉強になった。
  • 昂之介さんのお母さんの「おかしいと思ったら自ら考えること」などバレエだけでなく様々な世界で通じるメッセージに溢れたいい番組だった。
  • お母さんの素敵な言葉が多く、バレエにかける情熱がよく伝わってきた。

意見

  • 昂之介さんが自分で切り開いていく姿が映し出されたので、タイトルにある「運命」というより踊る「情熱」のほうがしっくりきたように感じた。
  • ヨーロッパの名門バレエ団で活躍、というのが、どういうレベルで、どれだけすごいことなのかが分かりにくいので、うまく補足してもらえるとよいと思った。
  • 若い昂之介さんの葛藤など心の奥に秘めた灯りのようなものを伝えるには、富山だけの取材ではなく、スイスでの活動の取材が必要なのだろうと感じた。「昂之介さんの夏休み」というイメージで終わったのは残念だった。
  • 昂之介さんの肉体そのものがアートで美しかったが、例えば練習風景とかキュッキュと床が鳴る音など臨場感があるシーンや音があるともっと視聴者は感情移入できたのでは、と思った。
  • 下着一枚で踊る舞台シーンは、ストーリーや背景などがキャプション等で入るとバレエに詳しくなくても見やすいのではと感じた。
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